お抹茶、梅干、昆布茶……

何の事かと言うと、これは全て、
我が娘の好物である。

その中でも、一番好きなのが、梅干。
お陰で、ウチから梅干が無くなる事は殆ど無い。
その次に好きなのは、お抹茶で、
これは、地文(一宮地域文化会館)でお抹茶を教えられている講師の方から、
早くも2歳の時に、お声を掛けていただいている。
が、如何せん、本人に全くヤル気が無さそうなので、
現在の処、お返事は保留したままである;

事の起こりは、3年前の地文祭。
頂いた呈茶券で、娘が初めてのお抹茶デビューをした。
その頃の娘は、人の真似をするのが大好きで。
お抹茶のお作法を『面白い』と思ったのだろう。
一生懸命に、周囲の大人達の見よう見まねで、
お辞儀をし、お菓子とお抹茶を頂き、お茶碗を返し……の一連の行動を
見事にやってのけたのだ。
その時に、娘がおちゃんこ(正座)を崩さなかったのも凄かった。
が、多分、一緒にレクチャーを受けた従姉(娘の2歳上)と比べられたのだろう。
従姉は、初めから正座もせず、お抹茶もお菓子も好きなように頂いていたのだ。
ウチの娘が、引き立って見えたに違いない。

最後に『ありがとうございました』と言って、
私が部屋を出る時に、
『お嬢さん、後3年したら、此方に通っていただけますから、
是非、茶道を習いに来て下さいね』
とお師匠さんらしき人から、声を掛けられてしまったのだ。
『…まぁ、その時になら無いと何とも……。本人がやりたいなら、通わせていただきますね』
と、その場は切り抜けたのだが、
今頃になって(こっちは既にそんな遣り取りは忘却の彼方)、

義姉　『3年後になったけど、どうすんの?習わせるの?習わせないの?』

と聞いてきた。

私　　『は?』
義姉　『だから、茶道だよ。3年前に茶道を習いに来いって言ってたでしょう、
　　　　　地文の先生が』
私　　『ああ、そんな事も有りましたねぇ』
義姉　『で、どうすんの?』
私　　『全然、考えてないですけど?本人のヤル気次第だし』
義姉　『ふぅ～～～ん』

夫にその事を話すと、

夫　『ああ、姉貴はあの時、自分の子どもが声かけられなかったのを
　　　未だに根に持ってたんだな』

との事。
………取り敢えず、火に油を注ぐ事にならないで、良かった良かったσ(-_-;)