秋が来れば思い出す……

昨年、製作公開された映画『バルトの楽園』。

この物語の舞台にもなった、『板東俘虜収容所』の存在は、
先に述べた映画によって、かなり知名度を上げたと思う。

そして、この収容所は、多くの在日ドイツ人を生み出し、
現在もそのドイツ文化を受け継がれている企業(ユーハイム等)なども在る。

そんな中。

どれだけの人が、日本の年末恒例行事となりつつある
『ベートーベンの第九(合唱)』。

日本で初めて演奏され、日本に於ける第九のふるさととまで
称される様になった『板東俘虜収容所』の置かれていた地の事をご存知だろうか？

実は、管理人も『バルトの楽園』を観、
ドイツ人俘虜収容所の存在を知り、調べていく内に、
知った事なので、多分、多くの日本人は『何で、日本で第九なの？』と
思われている方も決して少なく無いと思われる。

此処からは、管理人の勝手なロマンチシズムなので、
飛ばし読みして下さっても結構です。

この曲と歌は、日本にとっては決して忘れてはいけない、
代々伝えていかなければならないモノだと、
管理人は考えています。

今現在は戦争も無い平和な国に居住する事が出来てはいますが、
いつ何時、再び戦争が起こらないとは誰にも断言は出来ません。

この曲が、日本で演奏されたのは、
『板東俘虜収容所』であったと、前述しましたが、
その前述の通りに、この曲は『収容所』内で、
ドイツ人捕虜達によって演奏されたのです。

その事だけを取ってみても、
『異常な状態(第一次大戦下)での演奏だったか』が
窺い知る事ができるでしょう。

多くの『収容所』では、例に漏れず人権は無視され、
強制労働に着かされたり、所員による暴行などが
まかり通っていた時代の出来事です。

想像………出来ますか？

私も、想像なんて出来ません。

戦争というものを体験した事の無い人間ですから。
ただ、言えるのは。

『年末の第九』を『友好の第九』として
残して行っていただきたいと人の親になった今、
そう願わずにはおれません。

幼稚園のお友達が……

娘のお友達が、一人国際的なお引越しをしてしまうと言うので、
『何処に行くの？』と聞いてみたならば。
何と何との、管理人憧れの彼の国『ドイツ』だというでは有りませんか。

ビックリするやら、何やら。

でも何処の国に行ってみても、
多分、日本人として生まれ育ってしまった私にとって、
一番住み易いのは、何だかんだ言ってても此処『日本』。
観光で行くならばいざ知らず。
お仕事の関係で数年間、言葉も習慣も全く異なる国で
生活するとなると、大変だと思う。

以前、小耳に挟んだ生活事情だけでも、『ええっ?!』と驚嘆してしまった管理人。
何でもゴミ出しには、近所の煩いおばちゃんが、
生ゴミの袋やら、不燃ゴミの袋やらを捨てた本人の目の前で開けて
中身をチェックするらしい。
なんかね。
そんな事を今の日本でやった日には、
即、『プライヴァシーの侵害だ』なんて言って裁判沙汰になる事、必至であろう。
良く言えば、環境問題に対しての心構えを教えて下さっているんだろうけど、
悪く言えば、自分ちの生活水準やら何やらが、
丸見えになってしまうお国柄のようである。

何はともあれ。

数年後には無事に健康に帰って来て欲しいと切に願うものである。

これだけお世話になっておきながら…

ココのところ、金魚、金魚と騒いでおきながら。
今更ながらに気が付いた事。
金魚の餌に使用していた、メーカーが………。
なんと、私の好きなお国ではありませんかっっ!!
熱帯魚を飼われていて感の良い方でしたら直ぐに気が付くとは思うのですが、
如何せん。
私は、魚類を飼育するのは生れて初めてなのだ。
まぁ、こんな事は言い訳にはならないかも知れないけれども、
気が付くと、『ドイツ製品』って日本中の至る所に存在しているんだなぁと
感慨も一入な管理人。
因みに現在使用している餌は『テトラ社のテトラフィン：金魚のえさ』と
『テトラキリミン：メダカのえさ』である。

意識していなかった事実

管理人には、彼是十年は愛用している香水が有る。
その名も『ガブリエラ･サヴァティーニ』。
昔活躍していたテニス選手のイメージで作られた香水だという事は
知っていたものの。
『生産国』までは、チェックしていなかった為、
名前の響きからして、ラテン系のお国で作られているのだろうな……
等と、勝手に思い込んでしまっていた。
処が、である。
先日何とはなしにフッと裏書に目をやると………。
其処には何とも不思議な巡り合わせのお国の名前がプリントされていたのです。

『ドイツ』

の小さなその表示は、私の頭をガ～～～～ンッッと一突き!!
何とも言えぬ高揚感を覚えてしまった管理人であった。

此処暫く、めざましTVで

ドイツのバイエルン地方、然も、俗に言う
『メルヘン街道(Romantisch Straβe～ロマンティック街道～ともいう)』
をワールドキャラバンでやってくれているので、
ドイツフリーク？な私的には、
とっても嬉しいのである。
自分の天命が果てるまでには、一度は行ってみたい国。
本当に夢にまで見た事が有る程に、何故かしら
惹き付けられている。

自分でも理由は解からないというのに……ね。
中学で世界の人と文通してみようという授業が有った時にも
何故か既に、『じゃあ、私はドイツの人と』って思って実行したし。
高校の時の世界史の試験では、ドイツ関連の問題に対しては、
教師よりも明るかった記憶が有る。
そんなワケで、自分の部屋の中は、
自然とドイツに関係している物で溢れかえっており、
親にも呆れられたという記憶も……^_^;

感受性が一番高かった高校一年生の終わり頃、
実家の傍にお墓とか在ったからか、はたまた霊感の強い
同級生と近しく付き合っていたからか、
まぁ色んな要素が相俟って、あんな変な夢を見たのかも知れない。

『誰かとバイエルン地方に有ると思われるドイツのお城で言い合いになって、
悲しくて悲しくて。
胸が張り裂けそうになってしまって、その場から逃げ出した私と思しき女性が
お城の窓から裏手に有る湖に身を投げてしまった』

という内容の夢だったのだが……。
因みにこの夢は、余りの荒唐無稽さ故に、夫以外に話した事は無い。